WEBIMPACT 公式ブログ

プレスリリース、開発事例など、ウェブインパクトの取り組みを紹介しています。

位置情報をトラッキングするロケーションシステムのご紹介

弊社プロダクト製品の一つに、スマートフォンなどのGPSを活用して位置情報をトラッキングするロケーションシステムがございます。

さまざまなロケーションシステムが存在しますが、弊社のロケーションシステムでは、大きく3つの特徴がございます。

  1. 位置情報を収集するGPSスマホなどを活用
    ・市販のスマホなどを活用し、あらゆる動体の管理が可能、導入コストを低く抑えることができます。

  2. 収集したデータの再利用、再活用が可能
    ・収集したトラッキングデータを活用し、経路のボトルネックを可視化できる点など業務の改善に繋げることができます。

  3. 路線ダイヤのオープンデータ に対応
    ・公共交通機関をはじめとした路線やダイヤ情報に対応しており、国土交通省の推奨する「標準的なバス情報フォーマット(GTFS-JP/GTFSリアルタイム)」に準拠したデータを取り扱うことが可能です。これは、Googleマップをはじめあらゆる乗換案内サービスとのデータ連携だけでなく、オープンデータの推進へと繋がります。

 

主な導入事例

位置情報トラッキングシステムは豊橋市を中心に、さまざまな分野で導入いただいておりますので、下記に一部をご紹介します。

 

のってみりん https://knot.temirin.jp

2017年より、愛知県豊橋市にある路面電車の運行状況をWeb上でリアルタイムに確認できるロケーションアプリ”のってみりん”として導入・運営をいただいております。弊社が開発を行い、愛知県豊橋市と株式会社サイエンス・クリエイトが運営を行っております。のってみりんの由来は、三河弁の「乗ってみましょう」の意。現在、地元豊橋市の皆さまにとって日常生活になくてはならないサービスとして定着しています。また、路面電車は映画やドラマの撮影ロケ地として誘致活動に力を入れる豊橋市の宣伝媒体としても重要な役割を担っており、現在はNHK連続テレビ小説「エール」のラッピング路面電車が運行しています(2020年7月現在)。”のってみりん”に表示される路面電車のアイコンも統一性を持たせることでイベントなどでは話題作りを提供し、ロケ地巡礼を行う観光客や、鉄道ファンの間ではTwitterやインスタでの投稿も多く、言わずと知れたアプリとなっています。

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豊橋市を走る路面電車コミュニティバスの運行状況が一目でわかる

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運行中の路面電車アイコンデザインも注目されています!!

”のってみりん”の運用から3年が経ち、現在では路面電車だけではなく、コミュニティバス、牛川の渡船一級河川豊川(とよがわ)の両岸を結ぶ渡し船牛川の渡し船 》の運行情報トラッキングも行っています。
また、”のってみりん”では車両走行データを収集し、信号の時間損失分布など交通渋滞のボトルネックを時間帯や天候別で検出することも可能です。ユーザー、導入事業者双方にとって有益な情報提供を実現できるシステムです。

2018年度土木学会インフラデータチャレンジ GTFS-JP賞・アプリ部門優秀賞受賞
 

 

おにどこ https://o2doko.com/

1000年以上の歴史を持ち天下の奇祭と呼ばれる、愛知県豊橋市の国指定重要無形民俗文化財豊橋鬼祭」でも位置情報トラッキングシステムが活躍しています。安久美神戸神明社様のご協力のもと、豊橋技術科学大学と弊社で協働開発をいたしました。祭りのクライマックスで、赤鬼と天狗が街を練り歩く際の位置情報をリアルタイムにWeb上に表示、人々は厄払いになるといわれる、赤鬼からのタンキリ飴と白い粉(小麦粉)を浴びるためにアプリ片手に街中を探し回ります。”おにどこ” アプリは、トラッキング情報だけではなく、近隣情報のリアルタイムな交通規制、駐輪場の空き情報、公共施設(トイレや休憩所)の場所など土地勘のない観光客にも役に立つ情報もアプリ上に公開して、イベント時に必要な案内係の人員削減にも貢献しています。

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天下の奇祭「豊橋鬼祭」

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おにどこアプリの画面イメージ(2019年版)

”おにどこ”は、日本独自の衛星みちびき(準天頂衛星システム)のプロジェクトにも参加しています。

おにどこに関する過去のエントリー:
豊橋鬼祭りにおける「おにどこ」トラッキングアプリ検証実験レポート(2018/3/9)

 

ゲスト専用送迎車トラッキングシステム

長野県白馬村にある高級コンドミニアム/貸別荘管理などを営む、THE HAKUBA COMPANY様でゲスト専用の送迎車トラッキングシステムとして導入をいただきました。白馬村は国内最大のスノーリゾートHAKUBA VALLEYにあるため上質な雪質を求めて数十キロ離れたスキー場への送迎を希望するお客様も多く、ほとんどが海外からの宿泊客のためお客様のご要望に合わせて送迎を行っています。トラッキングシステム導入前の位置確認は、ドライバーとコンシェルジュは、電話やLINEで行っていました。ドライバーは運転中であったりお客様対応の最中では対応ができず連絡がつかないことも多々ありました。トラッキングシステムを導入してからは、コンシェルジュ側で送迎車が今、どこにいるのかをリアルタイムに把握でき、お客様へのご案内や移動時間を想定した業務対応が可能になりました。

ゲスト専用送迎車トラッキングシステムに関する過去のエントリー:

https://webimpact.hatenablog.com/entry/2019/04/15/110000

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ゲスト送迎車トラッキングシステム画面イメージ

この他、第9回穂の国・豊橋ハーフマラソン(2018年3月開催)のゲストランナー位置情報トラッキングアプリとしてご利用をいただきました。

 

初期導入構築費用(参考) 

・電車、バスなどのロケーションシステムとして導入の場合:300万円~

・単発イベントなど、期間限定ご導入の場合:100万円~

※上記料金には、ハードウェア費、カスタマイズ費、サーバー費、保守費は含まれておりません。
※導入規模により料金は異なりますので、詳細はお問い合わせください。

 

製品に関するお問い合わせ
位置情報トラッキングシステムに関するシステム導入にあたっての初期費用、ランニング費用など詳細説明をご希望の方は、弊社問い合わせフォームよりご連絡ください。
担当者より折り返しご連絡をさせていただきます。