2023年12月ウェブインパクト東京コアにて、株式会社グッドパッチ協力のもと社員全員参加の「デザイン思考」ワークショップを開催しました。
デザイン思考(デザインシンキング)とは、デザインに必要な思考方法と手法を利用して、ビジネス上の問題を解決するための考え方です。
海外では数々の有名企業がビジネスにおけるデザインの有効性を実証されてきましたが、日本でも2018年に経済産業省・特許庁が「デザイン経営宣言」を発表し、デザインはイノベーションを実現する力になると、これからのビジネスでいかにデザイン的な思考方法が大切かを語っています。
お客様との「共創」を、これからのメインテーマとしていくウェブインパクトでは、社員全員にデザイン思考の意識を根付かせるため、学びの機会を設けました。
グッドパッチ「デザイン思考」ワークショップとは
「デザインの力を証明する」をミッションとされている株式会社グッドパッチの「デザイン思考」ワークショップは、現場の最先端で活躍されているグッドパッチのデザイナーとともに、「思考力」と「発想力」を磨くためのワークショップです。
まず講習冒頭に「なぜ組織でデザインを理解すべきなのか?」の説明がありました。
事業開発・運営の担当者だけがデザイン活動を実践しても周囲の理解や支援がなければ効果は発揮されないこと。そのために営業や人事、法務など多くのメンバーにデザインを理解してもらい、活動を支援し合える状況を作ることが重要になること。
デザインをビジネスで活用するために重要なポイントを理解して、ワークショップに入りました。
ワークショップで新たな視点の創出
設定されたペルソナは「地方移住して見知らぬ土地に住み始めた家族」。
まず「共感マップ」の作成では、ペルソナが「聞こえてくるもの」「見えているもの」「考えていること・感じていること」「痛み・ストレス」「欲しているもの」などを、各自ユーザー(ペルソナ)の気持ちになって書き出しを行いました。
そこから見えてきたものを「Point of Viewシート」にて、「チームでフォーカスするユーザーの抱える課題・欲求」「課題・欲求が解決された理想の状態」に書き出し、要件定義を行いました。
要件定義を行った後、各自「アイディエーション」を行い、理想状態を実現するアイディアを付箋に書き出していきました。その際に大切なことは「くだらなくてOK」「自分を否定しない」「他のアイディアに乗っかる」など、質よりも量に重きを置いて書き出すことでした。
そして、出し合ったアイディアを各チームで話し合い、目指すべき方向性を定めるためコンセプトに落とし込み、発表する流れとなりました。エンジニアからバックオフィスまで様々な立場の社員で構成されたチームでのディスカッションから発表までの流れは、さまざまな視点でのアイディア創出につながりました。
最後に、各チームの発表内容について、グッドパッチのデザイナーより「サービスの価値」「プロダクトの魅力」「付加価値」の観点で評価をいただき、最優秀チームが選ばれました。社員たちもとても盛り上がり、グッドパッチデザイナーと学びの機会を「共創」する一体感が生まれた時間となりました。
共創の一歩は「相手の状況を想像すること」 ワークショップでの学びを業務へ還元
今回のワークショップを通じ、デザインプロセスの体験、ユーザー視点での手法・アイディアの創出・ユーザー視点での共通認識や共通言語の習得を、全社員で深く学ぶことができる貴重な経験となりました。 ワークショップで学んだ、相手の状況を想像し相手の立場になって考え、ニーズを深堀りすること、解決するためのアイディアや企画を創造することなどを、今後お客様との「共創」の場で実践して参ります。
今後もウェブインパクトでは社員の能力開発、コミュニケーション促進、チームビルディング強化、ひいてはお客様にとって共働プロジェクトの信頼に足る伴走者となれるよう、社内研修などの機会を積極的に持っていきたいと思います。
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