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豊橋市美術博物館 市電と渥美線|現代と歴史を味わうインスタレーション制作

 

豊橋鉄道株式会社の創立100周年に合わせ、豊橋市美術博物館様の「市電と渥美線」の企画展に、私たちウェブインパクトも関わらせていただきました。

市電と渥美線展示会ポスター

展示会ポスター

 

今年で創立100年を迎えた豊橋鉄道の歴史を伝える写真や資料などおよそ180点が並んだ本企画。

豊橋市を走り続けた列車の歴史が並ぶ中、「現代の街並みを運転席から眺められるデジタルサイネージ」を、豊橋市美術博物館様と共創で展示させていただきました。

「何ができますか?」から始まった共創

今回の企画展に参画するきっかけとなったのは、学芸員様からのご相談でした。限られた予算の中で、この100周年という歴史的機会を意味あるものにするため、お声がけいただきました。この文化的な催しにデジタルがどのように関わることができるか、学芸員様と私たちエンジニアが一体となり、共にアイデアを練り上げました。

東日新聞7月19日掲載

東日新聞7月19日掲載

現代と歴史を味わうインスタレーション制作

歴史的写真や資料が並ぶ展示の中で、私たちはデジタルで何ができるかを模索しました。紡がれてきた歴史が美術博物館に溢れるその空間に、対比として現代の街並みを運転席の視点で眺める。そこに歴史を味わう余地が生まれると考え「美術博物館のサイネージに運転席からの映像を流したら面白いのではないか」と思いつき、今回の企画展で採用いただきました。

撮影は実際に列車を貸し切り、運転席からの撮影をさせていただきました。

 

路面電車の運転台撮影の様子

路面電車の運転台撮影の様子

今回の制作は、プロダクトの枠を超えた「空間」を創る仕事。デジタルとして、そういったインスタレーション制作に携ることは挑戦的な側面もありましたが、
会場ではその現代の街並みをじっくりと眺めるお客様の姿も見られ、豊橋鉄道の歴史を伝える写真や資料も並ぶ中、実際の音も流れるので、空間全体にいいアクセントを与えるものとなっておりました。


改めて共創として関わることができて良かったと感じました。

渥美線動画展示風景

撮影した動画の展示風景

文化的催しにデジタルとして共創する可能性

今回の取り組みを通じて、文化的催し事にデジタルを掛け算し、共創していくことへの意義を多分に感じることができました。

「この予算の中で、何ができますか?」というご相談に、エンジニアが直接的に関わり、アイデアを出し合うことは、私たちが大切にする「お客様の目線の先を見つめる」という考えにも通じるところで、たくさんの学びを得ることができました。

今後も業界問わず、たくさんの共創を通じて、社会にインパクトを与えられる存在になれればと思っております。

 

開催概要

会期:2024年7月13日(土)〜9月16日(月)  

会場:豊橋市美術博物館 

住所:豊橋市今橋町3-1 

観覧料金:一般500円

休館日 月曜日(7月15日、8月12日、9月16日は開館)、7月16日、8月13日

詳しくは公式サイトをご確認ください

 

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