WEBIMPACT 公式ブログ

プレスリリース、開発事例など、ウェブインパクトの取り組みを紹介しています。

地域課題に挑む実践型インターンのご紹介ー東フィンランド大学・愛知工科大学の事例

当社(ウェブインパクト)では、地域の課題解決に直結する実践型インターンシップを積極的に行っています。大学生や留学生など、さまざまなバックグラウンドを持つ方々が参加し、現場での体験を通じて、デジタル技術を活用した地域課題の解決に取り組んでいます。

今回は、愛知工科大学の学生と東フィンランド大学からの海外留学生による、実際のインターン事例をダイジェストでご紹介します。学生たちの挑戦と成長の様子を、ぜひご覧ください。

愛知工科大学】駐車場オープンデータと地図アプリ開発

愛知工科大学の学生によるインターンでは、豊橋市の駐車場情報を活用したオープンデータプロジェクトに取り組んでいただきました。

このプロジェクトでは、豊橋市まちなか周辺に点在する駐車場の情報を収集・整理したうえで、誰もが利用できるオープンデータとして公開できるようにデータを作成さらに、「どすごいマップ(https://www.dsmap.net/)」というノーコードで地図アプリを作成できるサービスを活用し、駐車場情報をわかりやすく地図上で確認できる「豊橋駐車場マップ」アプリの開発も行いました。

情報収集からデータ整理、運用のためのワークフロー構築、登録・更新用フォームの作成など、現場で求められる一連のプロセスを学生自らが担当して構築。さらに、収集データのメンテナンスや運用方法についてもマニュアルとしてまとめていただき、今後の地域の情報発信に役立つ仕組みづくりに貢献して頂きました

インターンを通じて、実際の地域課題に向き合いながら、データ活用やアプリ開発の実務経験を積んでいただきました。こうした体験が学生の成長や地域への新たな価値提供につながることを、当社としても大変嬉しく思います。

詳細は以下の記事をご覧ください。

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【東フィンランド大学】AR手筒花火アプリの開発

フィンランド大学から留学生としてきた大学院生が、3か月間にわたり地域の伝統文化をデジタル技術で体験できるアプリ開発に取り組みました。

豊橋の伝統行事である手筒花火をテーマに、スマートフォンのブラウザ上でAR(拡張現実)体験ができるアプリを開発。ARマーカーを認識し、現実の動きに合わせて花火の映像や音を再現するなど、プログラミングやデザインの新しいスキルを実践の中で磨いていただきました。

異なる文化や視点を持つ留学生が、地域の魅力を発信する技術開発にチャレンジしたことで、当社にとっても多くの学びと刺激を得る機会となりました。

詳細は以下の記事をご覧ください。

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地域課題に取り組む、実践型インターン

今回は当社インターンシップにおける地域課題をテーマにした実践型プロジェクトに取り組んで頂いた事例をご紹介いたしました。学生や留学生が自ら考え、現場で手を動かす経験を通じて、社会に役立つサービスや仕組みづくりに取り組んでもらうことで、ITスキルだけでなく、課題解決力やチームワークも自然と身につくと考えています。

当社では、今後も地域に貢献できるインターンの場を提供してまいります。興味のある方は、ぜひ当社インターンへのご応募をご検討ください。

 

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シビックテックアライアンスに加盟し、地域を超えた課題解決に貢献!

 

このたび当社(ウェブインパクト)は、全国各地の地域課題をテクノロジーの力で解決するネットワーク「シビックテックアライアンス」へ加盟いたしました。

本記事では、シビックテックやアライアンスの概要、当社が参画した「SAGAスマート街なかプロジェクト」の事例についてご紹介します。

当社の取り組みを通じて、地域を超えた連携の可能性や、デジタル技術がもたらす新たな地域活性化のかたちについて、ぜひご覧いただければ幸いです。

シビックテックとは

シビックテックは「シビック(市民)」と「テック(テクノロジー)」を組み合わせた言葉です。

地域に暮らす市民自らが、行政や企業などと連携しながら、デジタル技術を活用して地域課題の解決やより良いまちづくりに取り組む活動全般を指します。

例えば、防災情報の共有アプリや地域コミュニティのオンライン化、公共データの活用推進など、さまざまな取り組みが広がっています。

市民の主体的な参画と、テクノロジーの力が合わさることで、これまでにない課題解決の方法が生まれています。

シビックテックアライアンスとは

シビックテックアライアンスは、地域の課題解決を目的に、全国の地域企業や大学、団体がテクノロジーを活用して連携するネットワークです。

単独の企業や自治体だけでは対応が難しい地域課題に対し、参加組織が「人材」「技術」「ノウハウ」などを持ち寄り、協力して取り組んでいます。

また、地域住民も主体的に参加できる仕組みを大切にし、地域内で知見や資金が循環する持続可能な地域づくりを目指しています。

SAGAスマート街なかプロジェクトの事例

シビックテックアライアンスの第一弾として実施されているのが「SAGAスマート街なかプロジェクト」です。このプロジェクトは、佐賀市中心市街地を対象に、AIやIoTなどの先進技術やデータの利活用を通じて、より利便性の高い、誰もが過ごしやすい街づくりを目指す実証型の取り組みです。

全国的にスマートシティやスーパーシティといった先進的なまちづくりが広がる中、本プロジェクトでは「街なか」にフォーカスし、小規模な実証からスタート。エリアごとの特性や実際のニーズを反映させながら、段階的にさまざまな分野へ展開していくことを想定しています。

また、単に最新のデジタル技術を導入するのではなく、地域の皆さんとともに「どのように活用するか」を考え、実際のまちづくりに活かしていくことを大切にしています。

こうした市民参加型の取り組みを通じて、地域の課題解決と新たな価値の創出を目指しています。

サイネージを活用した「まちの今の声」配信

当社は、佐賀市中央大通りに設置された多機能型情報メディア(デジタルサイネージ)を活用し、市民団体や飲食店など街なかで活動されている方々のSNS発信情報をリアルタイムで集約・配信するシステム「サカマチほとめきサイネージ」の構築に協力しました。

このサイネージでは、行政・市民・まちの事業者など様々な立場から発信された情報を一つに集め、街歩きの方へ「まちの今の声」としてお届けするタイムラインウォールを実現。

WEBやサイネージから「街なかの旬」を発信することで、新たな地域の魅力発見や街の賑わい創出につなげています。

官民・地域連携による実証事業の推進

豊橋市で導入されていたSNS情報集約・配信システム「みてみりん」との連携にあたり、豊橋市産業部地域イノベーション推進室、佐賀市、地域デザイン総合研究所、そして当社が架け橋となり、自治体間および地域間の連携を推進しました。

また、両市の職員交流や中心市街地活性化への意見交換の場にもつながるなど、地域を越えた知見共有や連携の輪を広げています。

今後に向けた課題と当社の役割

今回のプロジェクトを通して、良質な地域コンテンツの確保やSNS投稿のクオリティ維持、デジタルサイネージ表示の最適化などをはじめ、情報配信に関する今後の課題を見つけることができました。

シビックテックアライアンスは、地域ごとに異なる強みや技術、人材を持つ企業・団体がネットワークを組み、お互いに不足している部分を補い合うことで、単独では難しい課題にも取り組めるという大きな意義があります。

こうした連携は、地域内の企業活性化や人材育成、そして市民参画の促進にもつながり、持続可能な地域社会づくりに欠かせません。

当社は、今後もこうした地域を超えた協力の輪の中で、自社の技術やノウハウを活かし、各地の課題解決や地域の発展に積極的に貢献していきたいと考えています。引き続き、皆さまと共により良い地域社会づくりにチャレンジしてまいります。

 

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地域コミュニティとの“共創”で広がる社員の成長(StartupWeekend豊橋)

当社では、社員教育に力を入れており、イベントへの参加支援を会社負担で行っております。その中から、今回は週末に起業体験ができる「StartupWeekend豊橋」の例を紹介します。

当社の教育体制を理解するための一つとして、参考にしてください。

StartupWeekend豊橋とは?

StartupWeekend豊橋

「StartupWeekend豊橋」は、起業体験ができるイベントです。チームを組んでアイデアを発表したり、練り直したりしてビジネスモデルを作り上げます。

イベントの詳しい内容については、下記をご確認ください。

3日間の短い日数ではありますが、本格的にビジネスモデルを考える良い機会となるイベントです。

「StartupWeekend」を支援した理由

当社の業務内容は開発業務に集中することが多い環境だからこそ、社外の多様な視点と交わる機会を応援したいと今回のイベントへの参加を支援しました

「StartupWeekend」への参加により、外部とのコミュニケーションのとりかたや、新しい発想を生み出すクリエイティブ思考をつけられると考えたのです。

「StartupWeekend」を通して学べたこと

実際に参加した当社社員から

  • 成功体験を通じて自信に繋がった
  • 客観的視点の重要性を学べた

といった前向きな感想がありました。

以下、当社社員の言葉を抜粋しました。

「話すことが得意なほうではないので、参加する前は不安でしたが、参加したことで成功体験が積み上がり、自信に繋がりました。3日あるなか、途中で別のチームに移ったのですが、最初のチームでは方針について考えて議論する経験が、後半のチームではそこでの現状を後から把握し整理する経験ができました。また、私の業務はエンジニアとして社内で指示を受けて作業することが多く、エンドユーザーと触れあう機会があまりありません。ですから、こうして外部の人たちと意見を交わしたり、人からの指示でなく自分で必要なことを0から考えたり調べたりすることで、新しい視野が広がったように思います」

このように、社員が多様なバックグラウンド・文化・専門性の異なる参加者と協働したことで、より広い視点が考えられるようになったり、チームでの協調やコミュニケーションの大切さなどの学びを得たりすることができました。

当社の社員教育で大切にしていることは、広い視野をもってもらう

当社が「StartupWeekend」のような、業務に直接関連しない活動も支援している理由は、社員に広い視野を持ってもらうためです。自分の作業にとどまらず、周囲にも目を向けられる社会人へと成長してほしいという想いがあります。

今回、「StartupWeekend」の例を紹介しましたが、当社ではその他にも、資格取得補助や仕事に関連する書籍の購入費用などもサポートしています。あらゆる形で、その人に合わせた学びを提供するための機会を提供しています

これらの取り組みに興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。採用情報については、下記より詳細をご確認いただけます。

 

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当社インターンで学べる知識・技術・経験(豊橋技術科学大学)

当社では、毎年豊橋技術科学大学から2名以上のインターン生を受け入れており、「設計・開発・テスト・ユーザー体験」まで、一連の流れを経験してもらう体制を整えています。

単に技術や知識を伝えるだけではなく、実践を通じた経験ができます。

その結果、インターンきっかけに就職に繋がった方もいます。

本記事では、豊橋技術科学大学の実務訓練事例を交えて紹介していきますので、ぜひインターン先の候補として、当社を検討してみてください。

インターン生に「経験」を積んでもらうために

インターン生には、アプリ「おにどこ」を通じた「設計・開発・テスト・ユーザー体験」の一連の流れを経験して頂きます。

当社豊橋コアのある豊橋市では、毎年2月10日~2月11日にかけて「豊橋鬼祭」という1,000年以上も続いている伝統行事があります。

国の重要文化財である「豊橋鬼祭」を、豊橋市が誇る祭礼として一層広く周知すべく、そして、地域との共創として、当社では行事をサポートするための「おにどこ」アプリを開発協力しました。この「おにどこ」では、町中を巡る赤鬼をスマートフォンで確認できます。

インターンには

  • 開発
  • 動作試験
  • データ作成
  • 現地での運用サポート

を通じて、多くの経験を積んでもらいます。

 

実際のインターン生の体験談は、以下からご確認できます。

ユーザー体験を目の当たりにすることで培われる理解

当社では、インターン生に幅広い経験を提供しています。

技術だけではなく、ユーザー体験、つまり利用者の満足度を実感してもらうことで、ユーザー理解に繋がるからです。

その点においても、地域イベントと絡めることのできる「おにどこ」アプリは

「自分たちの開発したものが、どのように使われているのか?どのように役立っているのか?」

「今後、どこをどのように改善すべきか?」

といった視点を考えられる貴重な経験ができます。

社会で役立つスキルを吸収し、成長してもらいたい

インターン生には、ぜひ当社の経験を通じて、社会に役立つ人材になって頂きたいと考えています。

プログラミング技術だけではなく、エンドユーザーを知ることで得られる広い視点や観点などを育み、社会人としての「自信」や「自走心」を身につけてもらいます。

 

もちろんプログラミング技術なども学べます。当社では、最新技術(Apple Vision Proなど)に触れられる環境があるので、プログラミングスキルを磨く上でも最適な環境です。

 

 

インターンは、社会を学べる貴重な時間です。

その貴重な時間を、ぜひ「スキル」だけではなく「体験」に費やして、沢山の経験を積んでください。

 

そして、ウェブインパクトのインターンに興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問合せください。

 

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BONX社と業務提携、音声コミュニケーションサービス「BONX WORK」の販売とSIパートナーとして締結

ウェブインパクトは、チーム向け音声コミュニケーションデバイス「BONX BOOST」の販売及びチームのパフォーマンスを最大化する現場コミュニケーションのワンストップソリューション「BONX WORK」を展開する株式会社BONXと法人向けビジネスにおけるSIパートナーとして業務提携いたしました。

 

BONX社は音声コミュニケーション技術を活用し、現場の業務効率化とチームの生産性向上を支援するサービス、デバイスを提供しています。
ビジネス向けアプリ「BONX WORK」は、インターネットを介して距離無制限の音声通信が可能であり、建設現場や介護施設などさまざまな業種で活用されています。
また、「BONX WORK」向けに提供されている音声通知APIを活用することで、普段業務で活用しているSlackなどのコミュニケーションツールや基幹システムのテキストメッセージを、BONXを通して現場に音声で届けることが可能になります。

 

BONX社との業務提携にあたりウェブインパクトは、法人向けクラウドサービスの導入先やニーズが合致する市場に対してBONXを提案するとともに
30年以上に渡りシステムインテグレーターとして活動してきた経験を活かし、BONX社のサービス・APIを活用した業務システムの構築に向けたSIを提供することを目指します。

 

BONXを活用した業務システムづくりに関するご相談は、ぜひウェブインパクトまでお問い合わせください。

お問い合わせ窓口:
 株式会社ウェブインパク
 担当:営業部 伊藤
 https://www.webimpact.co.jp/pr_contact/?q=bonx

尚、BONXデバイスの購入のみのご相談に関しましては直接BONX社へお問い合わせください。
 株式会社BONX
 https://bonx.co/ja/

留学生受け入れで実践するダイバーシティ推進

当社は「共創カンパニー」として、国籍・バックグラウンドなどを超えて価値を生み出すダイバーシティを推進しています。

今回は、ダイバーシティ推進の取り組みの一つとして留学生を受け入れた事例を紹介します。

企業としてのダイバーシティへの考え方

今、日本には多くの外国人がいます。そして、これからの少子高齢化による人材不足に対応するためには、外国人人材の手が必要です。この流れを円滑化するためには、ダイバーシティ、特に国際化への対応が大きな課題です。

その一歩として当社が取り組んでいるのが、留学生の受け入れ。留学生と共に価値を創りながら、多言語を意識した働き方をすることが、当社にとって、ひいては日本の生産性向上に寄与すると考えています。

インターン取り組み実施に至った背景と当社の思い

当社が重視しているのが「ダイバーシティ」です。多様な人材を受け入れ、その個性やスキルを最大限に発揮できる環境を提供するとともに、実務を通じて技術の向上やキャリア形成の支援に力を入れています。

今回、インターンを受け入れた豊橋技術科学大学とは、システム開発における技術提供や、アルバイト・インターン生の受け入れなど、事業と人材育成の両面で長年にわたる協力体制を築いてきました。このような取り組みを通じて、未来を担う技術者や研究者が成長できる機会を創出しています。

その一環として、海外から豊橋技術科学大学に留学中の学生をインターン生として受け入れることになったのです。このインターンシップでは、約3カ月間にわたり、当社の事業を実際に体験しながら技術を学び、現場での課題解決に挑戦いただきました。

インターン中の実際の取り組み

今回のインターンシップでは、フィンランドから豊橋技術科学大学に留学中の学生をお迎えしました。大学で日頃から学んでいるプログラミング技術を活かして、当社の実務を体験していただきました。

業務中のコミュニケーションは基本的に英語です。最初はGoogle翻訳などのツールを活用する場面も多くありましたが、プログラミングという共通言語の存在もあり、時間が経つにつれてお互いに口頭での会話がスムーズになり、仕事以外の日常的な交流も増えていきました。

インターンシップの模様や参加者の感想に関して、詳しくは下記をご参照ください。

留学生の受け入れは自社のダイバーシティへの理解にもなりました

留学生の受け入れは、自社にとっても大きなメリットになりました。なぜなら、外国人人材と話す機会を設けられたからです。実際に外国人人材とコミュニケーションをとりながら業務に取り組むことで、今後のダイバーシティ推進への自信につながったのです。

翻訳アプリを使いながらテキストコミュニケーションをとり、お互いの意思を伝え合うなど、まさに「共創」を体現する機会となり、視野を拡大するきっかけにもなりました。

当社の考えるダイバーシティ推進

当社は「共創カンパニー」として、今後も多様な人材を受け入れていきます。留学生だけではなく、様々な価値観を受け入れることで、新たな可能性が生まれ、新たな価値を創り出せるのです。

そのために、当社は多様な価値観が働けるステージを用意します。従来の価値観に縛られず、多様な価値観の人が挑戦できる環境を用意することも、企業が取り組むべきダイバーシティ推進の一つだと考えます。

終わりに

今回の海外インターンシップの受け入れを通じて、ダイバーシティ推進の意義と可能性を改めて深く実感できました。  当社では、今後も国籍や立場にとらわれない、多様な人材の採用と育成を推進していきます。

この度の取り組みにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。また、採用情報についても下記より詳細をご確認いただけます。皆さまからのご応募・お問い合わせを心よりお待ちしております。

 

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【産学連携】リアルタイムマルチキャストUnityアプリケーションの開発に協力しました

ウェブインパクトは、2023から2024年にかけて長岡技術科学大学 システム安全工学科が開発した『クレーンシミュレーションアプリ』を基盤として、映像配信システムの構築支援を行いました。

本システムはUnityによるアプリ開発であり、クレーンの操縦者の視点を投影するアプリ内の映像を、WebRTC技術を使って第三者にリモートかつリアルタイムに映像配信を行うものです。

長岡技術科学大学

ウェブインパクトが掲げる産学連携の重要性

ウェブインパクトでは元来、産学官連携に積極的に取り組んでいます。特に大学との連携は頻繁であり、技術協力のみならず人材育成の一環としてインターン生の受け入れなども行なっています。

大学との連携を深めるべき理由の一つとして、大学は専門的な研究機関であり日々素晴らしいアイデアを創出し続けている一方、アイデアを具現化し商業活用される状態となるには、当社を含め産業界との協力・連携が不可欠であるということが挙げられます。

この度の長岡技術科学大学との産学連携においては、研究によって生まれたアプリの価値を、当社の技術力と事業運営のノウハウをもって更に向上することができました。

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実際の取り組みと活用技術

大学の研究では最先端の事柄に取り組むため、その研究結果を実際のプロダクトとして具現化する際には、先進性のある技術が求められるケースが多くあります。

今回、クレーンシミュレーションアプリのリアルタイム映像配信のシステム構築を手がけるにあたって、当社では下記2つの技術を活用しました。

・WebRTC

GPUサーバー

WebRTCを使った映像リアルタイム配信

左:操作しているユーザー(最初に再生ボタンを押したユーザー)の画面
右:リアルタイムで映像が共有された(2番目以降に再生ボタンを押したユーザーの)画面

WebRTC(Web Real-Time Communication)とは、アプリやサイトの中で、直接、リアルタイムに音声や映像データの送受信を可能にする技術です。 

元々、長岡技科大が開発したクレーンシミュレーションアプリは、Unityで単体で動くように構築されていましたが、今回の要件として操作を行ったプレーヤーの映像を他のプレーヤーのPCブラウザにリアルタイムに配信できるようにする必要がありました。

そこでシステムの中にWebRTCを採用することにより、アプリ上での映像配信を可能にしました。

参考:システム全体図

GPUサーバーのスペック検証

GPU(Graphics Processing Unit)サーバーとは、画像や映像処理に特化した半導体で構成されたサーバーのことです。

今回のクレーンシミュレータについて、実現すべき要件に対して適切なGPUスペックを検証し、最適なスペックをご提案差し上げることができました。

終わりに

今回の取り組みにおいて、ウェブインパクトでは産学連携において重要な取り組みが実現できたとともに、通常の事業過程では触れる機会のない高価なGPUサーバーを用いた検証・WebRTCを活用したシステムの構築を通して、非常に貴重な経験と知見を得られました。

 

今後もウェブインパクトは、既存の手法にとらわれず、新しい技術への挑戦を重ねることで、エンジニアとしての成長、またお客様へのサービスがより良くなるご提案ができるよう、挑戦を続けて参ります。

 

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