WEBIMPACT 公式ブログ

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「ブイアールサンダーin豊橋」イベントレポート

1月20日(土)東海道五十三次の江戸日本橋から三十三番目にあたる宿場、二川宿にある商家「駒屋」で開催された「ブイアールサンダーin豊橋」には、様々なVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)など先進的な技術が集結しました。

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伝統的な建造物とテクノロジーが組み合わさり、新たな発想が生まれるきっかけになることも期待されつつ「IT技術をうまく活用し、地域のまちづくりに少しでも貢献したい」という思いからCode for MIKAWA(うずらインキュベータ)主催で行われた「ブイアールサンダーin豊橋」。

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ウェブインパクトはこのイベントへ協賛と共に「トヨッキーの仮装大賞」と東日新聞(1/13付)でも紹介されました、VRで手筒花火の打ち上げを体験できる「オープンデータ手筒花火」を出展しました。

 

入り口に配置された「トヨッキーの仮装大賞」は、設置されたモニターの前に立つと豊橋ゆるキャラ「トヨッキー」に変身した自分の姿が画面に映し出されます。目の負担を避けるため年齢制限を設けた作品もありましたが、小さなお子さまにもテクノロジーを体験していただきました。

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そして、手筒花火は豊橋市が発祥の地。火薬を詰めた1メートルほどの筒を人が抱えて持ちます。点火すると、黄金色に輝く火の粉が立ち上り、その後、轟と共に火薬が筒を抜けて地面へ噴出します。最後の噴出をハネと言い、辺りが見えなくなるほどの煙や火の粉を浴びながら、ハネが足にあたらないよう注意しなくてはならず、実際はそう簡単に体験できることではありません。

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手筒花火VRを体験する参加者

VRの技術を使えば、手筒花火のように普通ではなかなか体験できないことを、現実のように体験する事ができます。更に、全方位360度の景色を見ることができる全天球画像のオープンデータを活用することにより、手筒花火のモデルチェンジや通常なら打ち上げることのできない観光地でもあげることが出来るようになります。

 

他にも2016年にマイクロソフトから発売された頭部装着型のPC「HoloLens」や、豊橋技術科学大学 水谷研究室 共同開発をした建築空間をリアルタイムでカスタマイズできる「ルームシミュレーター」などが展示されました。

(開発事例:Unityを活用したVR・ARアプリケーション

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普段よりITに関心をお持ちの方やエンジニアも楽しめる、業界の最前線で活躍するクリエイターによる講演も行われました。申込を開始後、すぐに8割以上の席が埋まったという講演会は、豊橋が地元のVR伝道師GOROmanさんこと、株式会社エクシヴィ 近藤 様から「世界で見てきたVR/AR/MR」についてや、株式会社HoloLab 代表取締役 中村 様からは「HoloLens/Windows MRが実現する新しい世界」を講演していただきました。

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株式会社エクシヴィ 近藤“GOROman”義仁 様

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株式会社HoloLab 代表取締役 中村 薫 様

今回は観光地で開催されたという事もあり、意識的にITに目を向けている方だけではなく、老若男女問わずたくさんの方々にご来場をいただきました。会場の演出にもこだわった、和とテクノロジーのギャップを面白い!と感じて頂いた方も多くいらっしゃったようです。Twitterをはじめ、SNS上でも「楽しかった!」「最新技術に触れられた!」とたくさんの感想が投稿されていました。#ブイアールサンダー で、ぜひ検索をしてみてください!

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また、東日新聞(1/22付社会面)でも当日のイベントの様子が取り上げられました!

 

今回のイベントを主催したウェブインパクト技術開発部長は、「今回のイベントを通して、エンジニアの方にはアプリ開発の際にオープンデータを活用する選択肢もあることを知ってもらうこと、一般市民の方にはオープンデータも活用したVR、AR、MRといった最新技術の体験を通して自分の生活、地域にどう役立てることができるかを考えるきっかけになれば嬉しい」と話していました。

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最新技術を知るエンジニアには当たり前になりつつあるVR、AR、MRといった技術ですが、一般の生活者の中にはまだまだ普及していません。今回のような志の高いエンジニアの技術と知恵を融合すれば、最新技術が多くの人の役にたち、日常の中で当たり前になる日も近いのかもしれません。

 

ウェブインパクトでは、豊橋市を中心にオープンデータを活用して市民の皆さまへの情報をリアルタイムに提供する「みてみりん」や、市電やコミュニティバスの運行情報を確認できるアプリ「のってみりん」の開発・運営のサポートをさせて頂いております。

オープンデータを活用したソリューションや技術のご提案に関する、お問い合わせ、ご相談はこちらまで、お待ちしております。