WEBIMPACT 公式ブログ

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豊橋技術科学大学と共同開発、位置情報可視化システム「おどってみりん」の実証実験レポート

2017/10/21(土) 愛知県豊橋市で行われた東三河地域最大級の市民まつり「第63回ええじゃないか、豊橋総まつり」において、豊橋技術科学大学ユビキタスシステム研究室(大村研究室)と、ウェブインパクトが共同開発をした参加団体位置情報可視化システム「おどってみりん(https://odottemirin.jp/)」の実証実験を実施しました。

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2017年10月21日版「東日新聞」社会面でも大きく取り上げられました。

 

「おどってみりん」システムの実証実験とは、毎年約2万人を超える「ええじゃないか、豊橋まつり」の参加団体のうち限定した32の団体に端末を配布し、その端末のデータをインターネットを介して位置情報を集計します。その情報を総まつりに参加しているご家族や、ご友人の団体がどこで踊っているのか、自分のスマートフォンからリアルタイムに確認ができる情報を提供します。またトイレの場所や通行規制など公共の情報も表示することが可能なため、運営の案内効率化と混雑防止を目的とした「IoTを活用したまちなかサービス向上の一環」として実施されました。

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「おどってみりん」地図表示画面
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前日からたくさんのスマホを準備、当日は雨の中の実証実験になりました。

今回は、多くの端末が必要となる実証実験のため、NTTドコモ様にもご協力をいただきました。

 総おどり当日は、台風21号が接近した影響により、大雨や暴風で総おどりが中止になることも懸念されましたが、一部の参加団体が不参加になるなどのアクシデントを乗り越え、何とか予定通りにデータを収集する事ができました。

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雨の中、「おどってみりん」にご協力して下さった団体の皆さま

 実証実験へご協力をいただいた参加団体の方々、また「おどってみりん」アプリを使用し総おどり参加者の位置情報の確認をしていただいた観覧の方々、ありがとうございました。

今回の実証実験は、新聞での告知がされていたものの、当日「おどってみりん」システムの案内をすべての方へ配布することが出来ず、実証実験の案内をしていたスタッフは、トイレの場所や踊りのスタート地点、団体の場所を聞かれることも多くあったそうです。

事前に「おどってみりん」をもっと多くの方に伝わるよう告知をしておけば、実証実験ではありましたが、そのように不便な思いをする方も少なくて済んだのではないかと現場で実感をしたそうです。

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「おどってみりん」実証実験のご案内チラシ

豊橋総おどりのような数万人が参加する大規模なお祭りや、イベントにおいて、位置情報や公共情報を参加者や来場者へリアルタイムに提供できるIoTシステムを導入し、実用化させることは、人件費削減はもちろん、混雑緩和などの安全管理にも繋がり、多くの課題を解消できるツールとして「おどってみりん」への期待が高まりました。

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実証実験を行った豊橋技術科学大学の学生と豊橋コアのスタッフで記念撮影


「おどってみりん」システムの詳細を知りたい企業、団体の方は株式会社ウェブインパクお問い合わせよりご連絡ください。