WEBIMPACT 公式ブログ

プレスリリース、開発事例など、ウェブインパクトの取り組みを紹介しています。

当社木村が内閣府地域活性化伝道師に任命されました


当社木村が、2023年10月1日に、内閣府地方創生事務局より、地域活性化伝道師に任命されました。(→地域活性化伝道師一覧 - 地方創生サイト)

昨年から引き続きの任命であり、セミナーでの公演など、情報産業と地方に関する情報発信を行っております。
セミナー「情報発信DX 豊橋デラックス化計画」の様子は、『東日新聞』、豊橋商工会議所会員向け会報誌『NEW VOICE』10月号などに掲載されております。

 

東日新聞記事より

※地方創生ロゴマーク出典:地方創生サイトより

適格請求書発行事業者登録番号のお知らせ

お客さま各位

平素は弊社サービスをご利用いただきありがとうございます。2023年10月1日より開始が予定されております適格請求書保存方式(インボイス制度)につきまして、
弊社の適格請求書発行事業者登録番号(インボイス番号)をお知らせいたします。

 

弊社登録番号:T4010001070401
弊社名称:株式会社ウェブインパク
弊社住所:東京都千代田区神田須田町2-2-2 神田須田町ビル10F
登録年月日:2023(令和5)年10月1日

 

国税庁 適格請求書発行事業者公表サイトからもご確認いただけます。
https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/regno-search/detail?selRegNo=4010001070401

こども未来館「ココニコ」市電シミュレータ復旧プロジェクト3~完結編~

あけましておめでとうございます。

年をまたいだ報告となってしまいましたが、2022年より弊社が復旧協力をしてまいりました路面電車シミュレータ復旧プロジェクト、レポートの第3弾となります。

昨年末の2022年12月17日(土)に完成披露をかね、発車式を執り行いました。
そちらの様子とともに、今回のプロジェクト全体を振り返ります。

 

 前回の「作業進行編」の、いよいよ発車式というタイミングで現行シミュレータを納めたPCが故障してしまうというトラブルが発生!急遽、予備機を準備し全ての機材を刷新した状態で発車式を迎えることになりました。

2022年12月17日 発車式

子どもたちの司会による発車式

当日は、豊橋市こども未来館 ココニコ 土田館長 からのご挨拶はじめ、今回のプロジェクトでも多大なる協力を頂いた豊橋市電を愛する会代表高須様にもお越し頂き、この車両にまつわる戦前からの貴重なお話をいただきました。

豊橋こども未来館ココニコ 土田館長

いよいよ初運転となる出発式の様子を動画でご覧ください!

youtu.be

 

出発式の後、多くの子供が運転台へと押し寄せました。

 

車内の片隅に協力の証である社名を掲載いただきました!

 

振り返り「システムも高齢化します」
今回のプロジェクトを通して、システムの維持について改めて考える良い機会となりました。システムは、多数のソフトウェアとハードウェアで構成され、それぞれ要素に寿命があります。”システムの完動” とは、構成されるすべての要素を何一つ欠くことなく組み合せた ”動作環境” を継続的に維持していくことにほかなりません。

一方でコンピュータの進化はドッグイヤーで、古いものからサポートがどんどん打ち切られ市場から姿を消してしまいます。10年以上も前のハードウェアに至っては、物理的に壊れてしまうと容易に交換という訳にはいきません。ソフトウェアもバックアップがあるとはいえ、そうした複雑な“しがらみ”となる依存関係の上に成立しているので、維持していくにはそれなりの備えが必要です。

導入検討の際はライフサイクルの観点も
システムを導入する際は、あらかじめ運用期間を想定しておきましょう。メーカーの保証期間を超えるような運用期間が予想されるのなら、機器障害発生時のダウンタイム軽減にも貢献するので、導入段階から予備機材を確保しておくことをお勧めします。

また、例えば予算の都合やネットに接続していないなどの理由で保守を必要としないシステムであっても、いざトラブルが発生するとメンテナンスが必要です。この時、専門家も頼りにするのはドキュメントです。仕様などがキチンと掲載されているドキュメントはシステムのメンテナンス性を高め、運用フェーズにおける維持管理コストを軽減するだけでなく、 後続するシステムの拡張や活用に繋がりますので、導入の際は設計資料の存在だけでなく、その質についても確認することをお勧めします。

弊社では、こうしたシステム導入に関する選定評価や、既に導入したシステムに関するご相談も承っております。是非、お気軽にお問い合わせください。

こども未来館「ココニコ」市電シミュレーター復旧プロジェクト2~作業進行編~

~作業進行編~

愛知県 豊橋市こども未来館(以下、愛称:ココニコ)に展示され親しまれてきた《レトロ電車》。前回に引き続き、その運転席に設置された路面電車シミュレータシステム(以後シミュレータ)の復旧への道のりを弊社スタッフの奮闘の様子とともにお届けいたします。

現状把握から、復旧に向けた提案
前回ご相談を受けて、筐体からケーブルごと取り外され、放置されていたPCをオフィスへ持ち帰ったときの様子がこちら…

まずは現状調査からと、シミュレータの核となるPCの調査に取り組みましたが…全く起動しません。ハードに詳しいスタッフの手を借りたりしながら、基盤リセット部品交換など試行錯誤の末…なんとか再起動。

その後、デバッグ用に設けられた運転操作の対応キーをひとつづつ手探りで調査し、ほぼ全ての操作の内容を解明、どうにかPC単体でシミュレータ稼働と機能を確認することができました。しかし、HDD(ハードディスク)の損傷が進んでいることが判明…その後も次々にトラブルが発生。
老朽化したハードウェアはとっくに耐用年数を過ぎ、構成するソフトウェアも既にサポートが終了。安定稼働という面において、大きな課題を抱えていました。

現状のソフトウェア資産を最大限に活かしつつ、新たな稼働環境を構築できないか、当時の設計資料をあたりました。しかし、残されていたのは、設備図面が数枚、実行プログラムのみ入ったディスクが1枚…。残念なことに、ソフトウェアに関する設計資料は全くありません。

こうした状況から、今回の復旧計画では、安定稼働と継続性を考慮して、以下2つのポイントを計画に盛り込むことにしました。

【GOAL設定】

  1. 現行シミュレータの復旧と解析を行い、新たな予備機上にシステムを再構築、稼働率の向上を図る。
  2. 調査解析から得られた成果や再構築手順を、今後のメンテナンスに備え資料として残す。

クラウドファンディングの成立から、復旧開始!
その後、クラウドファンディングが目標額を達成し、プロジェクトの実施が決定したことで、慎重にバックアップしたHDD内のデータは一命をとりとめることができました。

換装しお役御免となったHDD

それを受けて、復旧したPCを現地車両に持ち込み、路面電車からの入力をシミュレータPCに接続調整をしました。
繰り返しココニコに足を運びながら、さまざまな問題(下図中赤字記載)にひとつづつ対処していく、まさに、小さなピースを一つ一つ形に当てはめていくパズルのような作業です。

ココニコ関係者さまと共に問題解決!
運転席のハンドルやレバーからの入力を変換する装置(PLC)につなぐため、大量のケーブルをコネクタで再配線(図中A-②)しなければなりません。
ココニコ施設の電気設備担当者さんと一緒に現場確認し、事前に配線計画をお伝えしたところ、散乱していた配線を系統ごとに束ねて整理して頂いたので、現場での作業はスムーズに進めることができました。

しかし、再接続してみるとシミュレータは起動するものの、肝心のプレイをスタートすることができません。

初動ができないということは、シミュレータ操作系の動作一切が確認できないことを意味します…。
システム全体(図中A→Cの制御フロー)のどこかに問題が潜んでいる可能性があるので、それぞれの操作が正しくPCに届いているのか、改めて確認していきます。

以前は運転台に座ると、すんなりと開始できたのに…いっこうにPCに信号が入ってくる気配がありません。座り方に問題があるのか…はたまた、他の運転操作との組み合わせ問題があるのか頭を捻っていたところ…。
電気設備担当者さんが、運転席の椅子の背もたれを分解、近接センサを取り出して、テスターで導通確認。接触不良による故障であることを突き止めた瞬間でした。

(図中A-③ )

センサー

そして遂に運転スタート!

我々はもちろん、立ち会ったココニコ関係者様ともに全員で大歓声!再びシミュレータが動き始めました。その様子を残した動画です、ぜひご覧ください。

youtu.be

最後に、2022年12月7日、新たなディスプレイが現場に届き、ようやく無事設置が完了したそうです。

復活まで、あともう一歩!いよいよ市電シミュレーターが復旧し、こども未来館「ココニコ」でお披露目される様子をご紹介します!

次回をお楽しみに!

to be continued・・・

こども未来館「ココニコ」市電シミュレーター復旧プロジェクト1~出会い編~

愛知県 豊橋市にあるこども未来館(以下、愛称:ココニコ)には、豊橋市内の運行を終えた実際の路面電車の車両が展示されています。

この展示車両は、実際に乗車したり触れてみるだけではなく、先頭の運転席から、豊橋市内を走る路面電車シミュレーターで運転手を疑似体験することができ、子どもから大人までココニコの中でも特に人気のスポットです。

その人気の路面電車シミュレーターが、いつの日からか動かなくなってしまいました・・・

それから約1年、路面電車シミュレーターの復旧プロジェクトを私たち、ウェブインパクトが担当させていただき、いよいよ始動します。

今回のプロジェクトが実現するまでの経緯と多くの皆さまの想い、そしてプロジェクトの進捗状況を継続してご報告していきたいと思います!

 

ウェブインパクトと路面電車シミュレーターの出会い

2022年の年明けに豊橋市こども未来館 指定管理者二コリン共同事業体 総括責任者の笹田貴洋様から、弊社代表木村宛に「相談したいことがある」と書かれた年賀状を受領し、木村が笹田様とお会いし、伺ったお話は「路面電車シミュレーターを復旧できませんか?」というご相談でした。

笹田様から弊社木村への年賀状(許可をいただき掲出しております)

弊社にご相談をいただくまでの経緯を改めて聞いたところ、

 初期開発に関わる事業者に修理の相談をしたところ、同設備は2008年当初から導入し、かなりの時間を経過していることから、リニューアルには予算が膨大になるとの回答を受けた。数千万規模の予算は到底、難しく修理の見込みが立てられないと諦めかけていたが、ココニコを利用者する多くの方から「シミュレーターはもう使えないのか?」という問い合わせが後を絶たず、なんとか予算規模を抑えて修理をしてくれるところがないか探している中、ウェブインパクトの木村さんなら相談に応じてくれると思った。

という切実なご相談でした。

笹田様の想いを聞き取った弊社豊橋アメンバーが動きます。

 

動かなくなったシミュレーターとの対面

まず、弊社の技術で復旧することができるのか、できないのか、その判断をするためにココニコを訪問し実際にシミュレーターに関する情報収集を開始しました。

シミュレーターと対面したのは、2022年3月でどなたかが復旧を試みたのか、すでにシミュレーターのPCは取り出されており、まともに電源も入らない状態で配線も取り外され散乱、シミュレーターに関する残された資料もほぼ無い状態でした。

ひとまず、これらをすべて豊橋コアオフィスへ持ち帰らせていただき、手探りで配線を調べたり、PCを一旦分解してレストア(restore:元の状態に戻す)してどうにか、復旧させる道筋をたて、実際の作業量を見積もるところまで、約3ヵ月の調査期間がかかりました。

シミュレーターのPCをエンジニアが調査中の様子

調査が完了したら、復旧にかかる実費用を算出。
路面電車シミュレーターを毎日安定稼働させるためには老朽化した機器をリニューアルすることは、必須条件であるためまずは、その機器費用の捻出が課題となりました。

 

クラウドファンディングの活用

笹田様からのご提案により「地域の皆さんの声も多いのでクラウドファンディングでみんなの力もお借りしよう!」ということになり、

2022年8月~クラウドファンディングサイト READY FORに、

こども未来館ここにこ|みんなの市電シミュレーター復旧プロジェクト」が立ち上がりました。

地元の新聞社にも取り上げられ、クラウドファンディングは私たちの予想をはるかに超える反響とメッセージがあふれ目標金額であった、185万円は期間を前倒して達成、最終的には、支援者105名、199万2千円という多くの支援をいただくことができました!本当にありがとうございました。

クラウドファンディングにいただいたメッセージ

「未来の日本を背負う、将来の豊橋を担う子供たちのために応援してます。」

「またシミュレーターが使えるようになる日を楽しみにしています。」

「頑張ってください!」

「ココニコはこどもや子育て世代にはなくてはならない施設で、働いている方々も素敵です!」

「数多くの豊橋の歴史レガシーのなかでも、この「モ3700形」はとっても重要な路面電車です。運転シミュレーターは休日には、子どもたちの行列ができる大人気の体験コーナーでした。駅前電停から市役所前電停までの平成20年当時の街並み風景は、子どもたちにも大人たちにとっても貴重な映像です。皆さんの支援で、復活させてください。」

「子供にとって豊橋の市電を運転出来るいい体験なので無くして欲しくないです。復活を期待しています!」

鉄博で鍛えた腕を、コロナ明けにはココニコで試したいと意気込んでいた矢先、この事態を知りました。遠くから親子で応援しています。」

日本全国、津々浦々多くの方々から支援をいただき、ココニコでの思い出や熱いメッセージ、確かに受け止めております。皆さまの想いを、いよいよ実行に移していきます。

 

次回は、~作業進行中編~で、シミュレーターを再稼働させるためのウェブインパクトの技術についてレポートいたします。

to be continued・・・

 

個人情報保護改正に伴う弊社クラウドサービス利用約款改定のお知らせ

給与明細電子化配信サービスWEB給
desknet's sync for smartphones
Sync smartphones for cybozu office
JobCommunicator STAFFING EDITION
EZ-Shiftスタンダード版

ご契約中のお客様各位

 

 

2022年5月26日
代表取締役 木村 博司
 

 

平素は、弊社クラウドサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。

2022年4月施行の個人情報保護改定に伴い、弊社サービス利用約款につきましても改定をいたしましたのでご案内申し上げます。

各サービス利用規約内、改定箇所は以下の通りです。

 

■各サービス利用約款改正条項

条項をクリックいただくと新旧対照表で改定内容の詳細をご確認いただけます。

・WEB給(第39条
desknet’s Sync for smartphones(第22条
・Sync smartphones for cybozu office(第22条
・JobCommunicator STAFFING EDITION(第42条
・EZ-Shiftスタンダード版(第42条
 
本約款は、2022年4月1日より実施いたします。
ご案内に時間を要してしまい誠に申し訳ございません。
本お知らせに関するお問い合わせは、弊社お問い合わせフォームからご連絡ください。
 
以上

国立大学法人豊橋技術科学大学より表彰いただきました!

この度、弊社豊橋コアが、国立大学法人豊橋技術科学大学(以下、豊橋技科大)より、長年に渡る実務訓練協力企業の一つとして、表彰をいただきました。

 

この数年、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)拡大のため、多くの企業は、学生たちの現場実習やインターンシップ受け入れの一次停止・中止措置を取らざる得ない状況となり限られた学生生活において多くの学生たちがその機

会を逃しています。

そのような状況下においても、数十年前からノマドワーク、テレワークといった働き方への取り組みを行っている弊社では、豊橋技科大生の実務訓練において社員と同様の取り組みを実施し、また感染予防対策のガイドラインに則り、可能な限り学生が実際の企業に入って体験・学習する機会を失うことがないよう支援・協力を継続しております。

こうした取り組みを含め、ご評価いただけたことに心から嬉しく、また今後も豊橋技科大生の皆さまとの交流を大切に、多くの学生たちを受け入れて参りたいと思っています。

 

株式会社ウェブインパクト